それは厳しい意見かもしれないが

ittuanさんの、この記事を読んで「全く、ゆがんだはしごさんは幸せな人だなあ」と思う。甘ったるい慰めの言葉を言ってくれる人が必ずしも、自分のことを考えていてくれるとは限らない。思えば今まで、私の支えになってくれた人は、時には厳しい意見を言ってくれる人だった。

厳しい意見を言うときというのは、表現に非常に気をつかう。問題がデリケートなことであればあるほど、自分の「言葉」が相手にダメージを与える影響というものを考えなくてはいけない。


以前私は、hashigotanをひどく傷つけたことがあった。そして、被害者という共通点はあっても、その被害の内容の違いの大きさにどうしても躊躇してしまうところがあったのは事実だ。自分が回復途上だということもある。

私の思いとhashigotanの思いの温度差のようなものを感じることも何度もあった。基本的に私は冷たいところがあって、本人がその気にならないうちは回復なんて無理だろうと思っているところがある。他人の意見なんて受け入れられない時期というのは、何を言っても無駄だという考えも持っている。それは自分の経験に基づいて思うことなのだけれど。

だからittuanさんの記事というのは、ある意味「賭け」みたいなところがあったと思う。その言葉を彼が、どう受け取るかというのは想像がつかない。ittuanさんは、自分のことを不器用だと言うけれど、私はそうは思わない。言葉の選び方がとても上手い人なんではないかと思う。


あ〜、一つ訂正したいことがあって、私はメンタルヘルスのエキスパートじゃあありません。そんなこと、おこがましくって言えないです。以前、ittuanさんも言っていたが、心を扱うということはとても怖いことだと思う。私ができるとしたら、話を聴くということくらいだと思う。

ついでと言っては何ですが、私が一番分かりやすかったサイトをあげておきます。(ブックマークにも入っているけれど)


「性暴力」の目次


ここのリンク集の中に、少年や男性の性被害に関する「If He Is Raped」というサイトがある。このサイトの中の、男性への性的虐待についての「事実と偏見(神話)」は必見だと思います。