対症療法にすぎないと言うけれど

 「精神科の薬を飲むことは対症療法にすぎない」とかいう言葉を聞くたびに不思議な感じがする。それは精神科に限ったことではないと思うから。高血圧のお薬だって糖尿病のお薬だって飲んでその病気が治るわけじゃないし。身近なところだと風邪薬だって症状を緩和するだけだし。

 お薬を飲むということは、病状がさらに悪化することで起こってくる様々なリスクを減らすことだと思う。もうひとつは症状を緩和することで、回復の過程をなるべく妨げないようにすることなんじゃないかなあ。

 と、薬については思うことが色々あるので、そのうち書くかもしれないし書かないかもしれない。