カチンときて自己嫌悪

姪が学習発表会でピアノを弾くことになった。本当は習っているピアノの先生に教えてもらえれば一番よいのだけれど、集団指導なので無理なんだそうで私が教えることになった。調子が悪い日も多いから、毎日というわけにはいかないけれど。


姪には「ののかちゃんは調子が悪いから勝手に部屋に行っちゃダメよ」と言ってあるらしい。でも来るんだよね。姪にとっては興味のある物がたくさんあるんだろう。


今日はグダグダと寝ていたところに姪が「ピアノ教えて」とやってきたので、久しぶりに練習に付き合う。私は別にピアノをきちんと勉強したわけではないので、教え方も適当ですが。それでも教えるということは疲れる。


ピアノ練習に付き合ったあと、自室で休んでいるところに姪がまたやってくる。「帰ろうね」と言っても帰らない。「これは何」とか話しかけてくるのでイライラしてしまう。そこで姪が言った一言にカチンときてしまい、一瞬、手が出そうになる。出さなかったけれど。でも表情に出たんだと思う。姪が微妙な表情になって部屋を出ていく。


それでまた自己嫌悪。大泣き。


本当は可愛いのに。私に子どもがいなくてよかったよ本当に。何だか、あのとき姪に微妙な表情をさせてしまった自分が嫌だ。子どもは欲しいけれど、私には育てられないよ。何だかすごくかなしい。