二人の女の子

小学校高学年のときに市の創作童話コンクールがありました。私の作った「童話」はクラス代表に選ばれました。
二人の女の子の話でした。


ある日、森の中で雪子はユキという女の子に出会う。雪子は大人しい。ユキは活発で言いたいことを言う。ユキは雪子に「あなたは私なのよ」と言う。雪子は「そんなわけはない」と反発する。あんなワガママな子は私じゃない。あんな子は大嫌い。
途中に、どのようなエピソードを入れたかは覚えていないのだけれど、最後に二人は手をつないで森を出て行くというお話。


学校代表には選ばれませんでした。
私はまだ森の中にいるのかもしれない。