月経に関わる困難と周囲の人と

何気なくリンクしたものが役に立ったようで、意外というかでもよかったです。これ、ずいぶん前にPMDDの説明をしたくて検索していたときに見つけたもので、月経に関連する心の問題というものが認められた歴史が書いてある点が興味深いなと、改めて読み返して思いました。


自分の感覚から言えば、月経周期にかかわる困難がない、ということが、想像がつかないことで、初潮から数年は別にどうということは無かったんですが、高校に入学した頃からは鎮痛剤とはずっとお友達という感じです。


母はどうかというと、月経痛はあるのだけれど鎮痛剤を飲めば何ともなく、月経前の自覚的な心理的変化や身体的変化には無縁な人だということが先日分かり、それはそれで「へ〜」と思ったのでした。ついでに妊娠中のつわりも全くなく、快適この上ないという人で「妊娠中は生理もないし天国なの」という、とっても幸せな発言をしてくれました。


で、月経周期に伴う身体的な変化というのは、わりと自覚しやすいのですが、心理的な変化というのは、他者から指摘されて本人が気付くというパターンが実は多いのでは、と思っています。ただ他者からの指摘というのは、かなり親しくても言いにくい面があり、まして「この人が生理中」なんてことはなかなか分かりにくい。


私の場合「月経前の著しい問題行動」に最初に気付いたのは夫です。気分障害を合併していて、なおかつその問題行動が自傷行為などの激しいものである場合、本人が気付くことは困難なのかなと思います。私の周囲でも、夫が気付くというパターンが多く、リンク先にも「実母や配偶者がキーパーソン」とありますが、既婚者の場合、配偶者の理解があるかどうかということと、その困難をどのように回避するか、ということは大きなテーマだったような気がします。


知人で母も娘も共に困難を抱えている、という人がいて、私も困難を抱えている気安さからか、割と頻繁に電話やメールなどで月経のことは話題になります。やっぱり「二人、時期が重なっちゃうと、しんどくてとっても大変」ということで、そういう場合夫(であり父親でもあるわけですが)「お金渡して、どっかで遊んできて、って言うの」と話していました。


普段は気にならない、あんなことこんなことやら、過去の恨みつらみが爆発しそうになっちゃうんだそうで、そういうときは「距離を置く」「会話しない」もうこれしかないよなあ、と。それは自分の経験からもよく分かるし、一時的に何かしてストレス解消しても、顔を見れば腹が立つ状態になってしまうので、「顔を見ない」という方法しか私も思いつかないです。


夫になる人も大変だとは思うんですが、当たられるよりは一時期外で羽を伸ばす方がいいんじゃないかなあ、と私は思うですけれど。こればっかりは夫の立場になってみないと分かりませんが。


何だか何が言いたいんだか分からなくなってきましたが、配偶者(恋人でもよいけれど)との関係にも影響を及ぼすとなると、男の人も「生理のことは聞きたくない」なんて言ってられなくなるんじゃないかなあということも、ちらっと思ったりもしたのでした。