最低なつぶやき

http://d.hatena.ne.jp/sn16/20060216
こういう人は「とても健全」だと思う。そして自分がいかにおかしい考えの持ち主なのかよく分かる。

ネタなり日記なりなんなりで、死にたいとか、

冗談でもそう言ってるやつってちょっとどうかと思うんです。

どうかしてるから、そう思うんだよ。
「あんたは、おかしい」
そういうニュアンスのことを何回も言われたことがある。実際「おかしい」から反論のしようがない。誰だって「おかしい」人間には、かかわりたくないだろう。見たくもないだろう。でも狂気は、どんな人間の中にもあると私は思う。みんなそれを見たくないのだと思う。そして、それを「おかしい」人間におしつけて、あいつはおかしい、おかしいやつは最低と思うんだろう。
外来に勤めていたとき、救急車で運ばれて、そのまま亡くなられる方が多いのに驚いた。亡くなられた方の顔は忘れられない。中には自ら亡くなられる方もいる。でも、だんだん「死」が日常になっていく。それがすごく嫌だった。
「人の生き死にを見るのが辛い」と言って、仕事を辞めた人がいて、それはある意味健全なのだと思う。
どうして人は自ら死ぬのかと思う。どうして私は自ら死にたくなる瞬間があるのかと思う。そんなことを思う自分は最低。思ってしまう自分は最低。そして、こんなことを書く自分も最低。どうにかしている。


私は以前、のざりんさんの文章を読んで泣いたことがある。記事の主旨は違うところにあると思うのだけれど。

この世に、生きてよくない生はない。「生きてよくない」ことを、正当化できない。「とりあえず、生きちまいなぁ」って、乗り切りたい。

徹底的に「生きること」を肯定されているような気がした。とりあえず明日まで生きてみよう。それを繰り返していくうちに、いつか死は自然とやってくるんだろう。「死にたい」という渦に巻き込まれそうなとき、私はこの文章を必死で思い出す。この渦に巻き込まれたら私は終わりだ。そう思いながら私はこの渦に必死で抵抗する。抵抗できるうちは、私はまだ生きていられる。そうやって私は生きている。